ケムリクサ 5話

 

 

 

 ケムリクサ、5話目の感想です。

 ネタバレ関係なしに好きなところや面白かったところ

 それと展開の予想をしたりして騒いでいるので

 まだ観ていない人や苦手な人は気をつけてください。

  

 

 

  ついに5話まで来ました。もう毎話、毎話、自分の中でのベストが更新されていってます。このままいくと、最終回がとんでもない高さまでいきそうで、ちょっと恐怖すら感じますね。

 今回は「りつ」が中心になっていました。

「りつ」の負い目に関しては、趣味のアニメでも言及していたとおり、減っていくだけだと思っていた世界の中で、小さいながらも育っていく「みどりちゃん」に、なにか希望のような、天啓のようなものを感じたのかもしれません。実際、わかばが指摘していたとおり、「みどりちゃん」は有能ですし、「アカムシ」との戦いや移動においては欠かせない存在になりましたからね。

 

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 それならば、姉妹たちにとって大事な「水」を消費してしまうのも仕方ないのかもしれませんが、どちらかというと、これはこんな余裕のない状況、ほかの姉妹も次々といなくなっている状況で(ここあたりに関しては、最後にとんでもないものをぶちかましてきたので、アレなんですけれども)自分の『好き』を追及していることが、ほかのみんなに申し訳なかったのでしょう。

 

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 当然、ほかの姉妹は彼女の『好き』を尊重していますが、六姉妹は「さいしょのひと」から分裂しており、元を辿れば自分みたいなものですしね。その中で差異をつけようと、髪型やら口調やらを変え、自分なりの『好き』ができても、姉妹たちにはどこか同一性を感じていて、『自分』だけの肯定では罪悪感に耐えられないところがあったのだと思います。

 その中で、まったくの他人から貰った肯定、尊重と共感は、心に来たのでしょう。ちょっとここあたりのシーンは、「りん」のセリフも相まって、素直にいいですね。

 

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 そういえば、「りつ」が「わかば」を気に入っている、というか好意的なのは、「りん」を元気にしてくれたことや、「みどりちゃん」――ケムリクサに興味を示していることもあるのでしょうが、「みどりちゃん」によって「わかば」が誕生したから、無意識に好印象を抱いているのだと思っているのですが、このあたりどうなんでしょうね?

わかば」がどこから来たのかは、まだだれもわからないですし、自分は、『「わかば」は人間じゃないよ派』なので、ここあたりが、いまのところすごく気になっています。

 

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 あと、くだらない話ですけれど、ケムリクサのりつ姉のあのポーズ、「デスメタルさやかと仏滅」で、コロンビアのネタを出したことがあるから、意識というか絶対に頭の隅にはあると思います。

 

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 あとやっぱり、りつ姉が「わかば」のことをくん付けするの大好きです。

 

 緑のケムリクサの力は、とんでもないですね。

「車輪を落としたシーンはどこかにありそうだな」と察して、観終わったら探してみるかと思ったのですが、その前にツイッターで見つけている人がいました。

 もう本当に抜け目ない。

 

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 今回は、「りつ」の涙や「みどりちゃん」の能力についてのお話かと思っていましたし、こういう静かな感じで進んでいくほうが自分の好みなので(前回のバトルのような話もテンションがぶちあがるので大好きですが)「いいなあ」としみじみと頷いていたら、最後の最後にとんでもないものを喰らいました。

 

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  初視聴時、よくある海外のリアクション動画みたいな騒ぎ方をしてしまった……。

 この「りく」がいったいどういう存在なのかは、次の話になるまでわかりませんが、道に落ちていたケムリクサ、『ヘンゼルとグレーテル』よろしく道しるべに使ってますよね。「わかば」、ぶん殴られそう。

 

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 ほかにもケムリクサが見せている記録や幻影っていうパターンやらなんやらあると思いますが、とにかく早く6話を見せてほしいです。

 

 それと、ほかにもいろいろと気になるところが。

 

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 アカギリの中に、「わかば」はなにを見たのか。

 あと、そのときには存在していなかったはずの「りなぞう」が、「りょう」のパイプを齧ってしばかれたという話、ここらへんすべて、「りく」の登場で吹き飛ばされたような気がします。だって、前回の感想でこういうことを書いたのですが、まさか話じゃなくて、本人そのものが出てくるとは思わないじゃないですか……。

 

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 今回というか、irodori作品を観ていると、クラフト隊長のあの言葉をよく思いだします。

 

「あいつの場合に限って常に最悪のケースを想定しろ 奴は必ずその少し斜め上を行く!」 

 

 最悪ではなく、最高ですけれども。

 

好きなシーンと好きなセリフ

 

  さて、恒例のやつです。

 まずは好きなシーンは、「わかば」と「りつ」のケムリクサ談義ですね。

 

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わかば」とりなちゃんズの絡みは、なごむので大好きです。

わかば」と「りん」の絡みは、ニヤニヤするので大好きです。

わかば」と「りつ」の絡みは、ドキドキするので大好きです。

 多くは語りません。

 あと、同時並行のここも好き。

 

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 お次は好きなセリフ

 

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「ま、迷った……」

 

 やっぱり、わかばはいいですね。いちばん好きなキャラクターです。

 わかばのセリフつながりで、最高だなって思った個所は、当然といえば当然ですけれど、「わかば」の独り言やムシに(ネットを覗いていると、大抵の人がルンバと呼んでいるので、これからは自分もそう呼ぶことにします)話しかけているときと、姉妹たちと話しているときでは、調子がちょっとちがうんですよね。これまで姉妹と話している「わかば」しか見ていなかったので、軽いギャップ萌えです。

 ちょっと聞き直してほしいんですけれど、以下のセリフ。

 

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「ん、なに? 白いの」

 

「そうだね、助かるな」

 

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「めっさ寝てた。ちょっと頭、冷やそ……」

 

 ここあたりを聞いて、キュンとできる人と仲良くなれそうな気がします。

 

 どうでもいいですけど、これ書くまでは、このセリフを聞いたとき、自然と、「りん」の寝顔に動揺→自分も寝る→目を覚まして車外へ、だと思っていましたが、めっさ寝てたって、『「りん」が、めっさ寝てた』ってことですよね。

「ケムリクサ」に限らず、よくirodori作品は、主語なしや指示代名詞で済ますのが多いので、ここあたり迷います。「りなぞう」と「りょう」の話もそうでしたし、あとは、ほかに今回では車輪をケムリクサで直したあとの(戻した?)わかばのセリフ。

 

「もしかしたら、アレも直して……、うん? でもそうなると、アレだよな」

 

 まあ、ここは、その前に「りつ」の『アカムシに効くってのは~』っていうのがあったので、ひとつめのアレっていうのは、「アカムシ」のことで、ふたつめのアレは、「なおす」にそぐわず、どうにも言えなかったからアレで済ましたのでしょうけれども。

 とりあえず、次の話が待ち遠しいです。

 

 今回は、こんな感じですかね。

 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。