ケムリクサ 7話

 

 

 

 ケムリクサ、7話目の感想です。

 ネタバレ関係なしに好きなところや面白かったところ

 それと展開の予想をしたりして騒いでいるので

 まだ観ていない人や苦手な人は気をつけてください。

  

 

 

 

 前回、ここを拠点にするための話になるのかな? と予想しましたが(それはそれで少し当たっていたけれど)ちょっと甘かったですね。希望からの絶望からの希望という感じで、振りまわされっぱなしでした。

 水場に行きつくまでの七島、赤に侵されていない世界はとても幻想的で、地獄のような赤い世界とは打って変わって、不気味ではありますけれど穏やかな黄泉の国みたいな感じがしました(結局、どちらも死の世界ですね)

 

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 青いケムリクサの壁に浮かんだ漢字やら、アカムシならぬアオムシは、いろいろ考えが広がっていて、ちょっとまとまらないですね。あのアカムシの衝撃が強すぎたせいもあるんですが、なにげに重要なシーンだと思います。いやまあ、そもそも重要じゃないシーンなんて、ないとは思いますが。

 水場にたどりついたときは、逆にフラグが立っているような気がして、ドキドキしていました。たぶん、同じことを考えた人はたくさんいると思います。周回して観たときは、「りつ」の喜びようが特に居た堪れなくて、めっちゃくちゃダメージを喰らいました……!

 

 あの赤い世界は強烈でした。7話は、最初に白みがかった青い風景で進んでいたせいか、落差でいままでの赤よりも毒々しくておぞましかったですね。

 

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 大量のアカムシは気持ち悪かったです。単体で見ると、『かっこいい』となるのですが、ここまで来ると、あの石の下とか壁を剥いだあととかのアレを思いだします。

 

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 アカムシを目撃しあとの、「りん」は見ていて、痛々しかったです。

 

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『終わらないアゴニ―』って、まさにこのことだと思います。

 しかし、そういう状況になればなるほど、「わかば」って活きてきますね。

 今回は特にかっこよかったです。 

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 しかし、 根っこが動くシーンでちょっと思ったのですが、これって「りつ」とみどりちゃんよろしく赤い木を操作している存在がいる……? それとも、赤い木が持っている単純な防衛機能? ここあたり、あとに回します。

 

  ちょっと戻りますけれど、ここのりんのセリフ

 

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「さっそく、回収だね」

 

 ちょっと柔らかい感じがして、いいですよね。というか、水場を発見したあとのシーンは「りん」も笑顔を見せていたし、上記のセリフだけではなく、いろいろ言葉が柔らかくなっていて、だれよりも安心していたのは、「りん」だったんだと思います。これで姉妹が安全に暮らせると、これからは「好き」に生きてくれると。

「すきにいきてくれるとうれしい」というのは、前回の「分割後の私へ」のメッセージでしたが、あの部分だけ、ひらがなっていうことに、みなさんの考察を見て、ようやく気づきました(鈍い)

 あれも誰かが書き加えたんでしょうかね?

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 この座り方と表情、「りん」本来の性格が出ていたと思います。

 さっき書いたとおり、「りん」の現時点での望みは、姉妹が『すきにいきてくれる』こと。そこには「りな」が指摘したとおり、無意識的に自分が含まれていないのですが(というか、書いている途中にふと思ったんですが、あの文を書き加えた人物が「りん」ってのはないですよね?)今回の話、「わかば」のセリフもあって、「自分がなにを望んでいるのか」「なにがしたいのか」っていうところに意識が向いてきたと思います。

 もちろん2話での、「わかば」との会話もそうだったんですが、今回は特にそれを強く感じました。

 

 あと、「りつ」や「りな」が「わかば」に対して言った、 『そういうやつだった』ってすごく大好きです。これって勝手なことを書けば、視聴者の声を代弁しているような気がするんですよね。

 最初から「わかば」を気に入っていた人もいると思いますが、たぶん大抵の人は面食らっていたでしょうし、それこそ姉妹たちと同じく、「なんだこいつ?」みたいな不審な眼を向けていた人も多いと思います。だけど最近は、いろんな人の感想を覗いていると、徐々に慣れたというか諦めたというか、『おまえはそういうやつだよな』っていう声がちらほら出てきているような気がします。

 

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  今回で姉妹たちの目的が固まったって感じですけれど、あと5話なんですよね……! どういう感じで進めていき、どう決着をつけるのか、純粋に楽しみです。

 この先は本物の赤い世界なわけですが、ラストシーンの青い壁の向こうは、真っ赤な世界であるはずなのに、なぜかオレンジ色。

 赤と青で構成されている色ですが、こういうところにも、なにか意味はあると思うんですよね。色というのは、大きく意識しているとは思うんですよ。

 RGBというのは、前々からいろんな人が提唱していました。今回のでそれが強まったというか、ほぼ確定したような気がします。irodoriちゃんねるさんにも、ついさっき記事があがっていました。

 

irodorich.com

 

 自分的に考えると、わかばは、G。緑の人ですね。

 

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 姉妹たちはRとBの混ざったマゼンタ。

 

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 姉妹と、「わかば」が混ざる。

 

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 白の世界っていうのはなんか最終回にふさわしくて、ありそうな気がします。

 それと、「わかば」が緑の人だとしたら、赤の人や青の人もいると思うんですよね……(それが姉妹?)

 まあ、そこあたりは置いといて、本来のこの世界は3つの色がバランスよく彩っている世界なんだと思います。そういえば、前作でのラストバトルで表示されていたタイトルの枠色も白でしたね(十人十色のフレンズが一致団結したから?)

 

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好きなシーンと好きなセリフ

 

 毎度、恒例のやつです。

 

 好きなシーン

 

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 ここ本当にワクワクします。

 あと、もういろんな人が言ってますが、「りなむ」の顔が好き。今月号の「わかばメモ」で、彼女に少しだけ不穏が漂いますが、でもこの表情を見ると、なんだか大丈夫な気がしてきます。あと、「わかば」が、かっこいい。

 

 好きなセリフ

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 「考えたら、一島を出る決意をしていなければ、これはなかったんだな……」

 

 これ確かめてはいないんですが、モノローグっていまのところ「りん」だけなんですよね。しかも数も少なく、1話や2話での「わかば」への動揺、どれも「わかば」に対するものだったと思います。

 しかし、この独白は感慨深くなりましたね。好きです。

 

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 赤くなってる、かわいい。

 

 

 

 とりあえず、今回は、こんな感じですかね。

 

 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。