ケムリクサ 11話

 

 

 

 ケムリクサ、11話目の感想です。

 ネタバレ関係なしに好きなところや面白かったところ

 それと展開の予想をしたりして騒いでいるので

 まだ観ていない人や苦手な人は気をつけてください。

  

 

 こうやって放送日の前日にあげておいたほうが振り返りみたいな感じで、ちょうどいいのかもしれませんね(開き直り)

 今回の11話で、『ケムリクサ』が、たったふたりのための物語というのがわかりましたが、これはもう最高にいい意味でのセカイ系ですね。

 こういうテンプレートとなったものが映えているのが、ケムリクサの魅力のひとつになっているんだと思います。たとえば、猫耳やメイドにツンデレ、媚びているような語尾もまたそうですね。辟易してしまうような、ありがちな属性をまた別の意味に転化したり、魅力的に映したりしていて、観ているのが本当に楽しいです。

 

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 さて、そのふたりの内のひとりである「りり」は、かわいらしくて素敵な子ですね。言動のひとつひとつに姉妹たちが浮かびます。エモい。

 

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 作中でたびたび言及されていた船は、BWEということでいいんでしょうか? いや、この空間自体が船だという可能性もまだあるんでしょうが。

 しかし、空飛ぶBWEはインパクトありすぎますね。そしてそれ以上に衝撃だったのが、ふたりの内のもうひとり、『センチョウ』でした。

 

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 感想を追っかけていると、白衣姿の「ワカバ」に喰らってる人が多くいたのは笑いました。自分もそうです。「とっちゃん坊や」というのがツボですね。

 今回で、「ワカバ」は地球人ではないことが判明しましたが、どういった生物なんでしょうか。姿かたちは地球人である「りり」に合わせたりしているようでもないですし……。

 シロが表示していた文字がカタカナの「ワカバ」であることも、偶然ではないと思います。重ねたんでしょうね。

 

「ワカバ」の言葉を聞いていると、ケムリクサは「ワカバ」でも、まだわからないことが多いみたいです。どちらかというと、ケムリクサは発明するものではなく、発見するものなのかもしれません。発見したケムリクサを青い壁のように発展、改良させていくものなんでしょうね。

「ワカバ」の仕事、というか、土地に関しては、この感想ブログでまったく触れていないことのひとつですが、自分はケムリクサに出てくる実在の土地々々は、制作側の趣味や小ネタ程度だと思っていたんですよね。確かに地理や距離が無茶苦茶になっているというのは、ちらりと聞いてはいたんですが、ここまで世界の設定に関わってくるとは思ってなかったです……。

 

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「りり」が引き起こしてしまった悲劇、 姉妹も赤い木も、「ワカバ」を助けるために誕生したもので、姉妹たちとアカムシとの戦いが、新しい意味を持ったような気がします。

 どちらもひとりの少女から端を発したもので、いまの現状ほど彼女にとって残酷なことってないんじゃないかと思います。ツイッターで見かけた、「ひとりの少女の自傷行為」という言葉が重く響きます。

「ワカバ」と「わかば」、「りり」と「姉妹たち」、そして赤い木に関して、どう決着をつけるのか気になりますね。

 

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「紫は自律しているんだ」

 

 ここあたり気になる言葉ですが、とりあえず声音がかっこいいです。

 

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「ワカバ」の背中はいいですね。ケムリクサの1話を思いだします。

 irodoriのアニメは背中が美しいなと思います。

「ワカバ」がどうなって、「わかば」になっていったのかというのは、12話になればわかることだと思いますが、とりあえず今回は「りり」がなぜ分裂することになったのかというところでしたね。

 EDに入る直前に挿入された「りり」の決意を示したシルエットは綺麗でしたね。

 逆に再生しても成立するっていう指摘は、「なるほど」となりました。

 

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 EDが終わり、Cパートへ、最後の最後、ああ……。

 

 

好きなシーンと好きなセリフ

 

 毎度、恒例。

 

 好きなシーン

 

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 はい、かわいい。

 

 好きなセリフ

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「自信、持ってね! こんなので、懲りちゃだめだよ」

 

 こう言える「ワカバ」の度量はかっこいいです。

 しかし、「ワカバ」が、橙のケムリクサに上書きされていた言葉と同じことを言っていたのは気になりますね。あの文章をだれが消して、書き加えたのか、登場人物たちがどうなるのかを除けば、それがいちばん気になるところですかね。

 

 今回はこんな感じです。 

 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 なんかまだまだ書けることがたくさんありそうな気がするんですが、とりあえずそれは最終回に置くことにします。今回は情報量が多くて、自分が整理できなかった感じもします。

 明日が楽しみ……!